2016年9月24日、横浜能楽堂外ノ芸術祭の一環として、薪能が行われました。伝統技術を幅広い客層に楽しんで頂けるよう、主催者は屋外会場での開催を決定しました。
コラボレーションとして、画家の山口晃氏が鏡板制作を、石井リーサ明理が照明デザインを一任されました。当日は雨にも拘わらず、多くの熱心な観客に見守られ、大成功のイベントとなりました。
伝統的な照明よりもう少し自由な発想で照明デザインに取り組み、炎の灯りを新技術で再現、場面毎に全体の雰囲気を微妙に調整し、鏡板の2面から光を当てることで、舞台背景を美しく演出しました。また、会場脇の赤レンガ倉庫には能舞台の幕などをカラー照明で表現、人工の月が夜通しゆっくりと動く様子も楽しんで頂けました。
クライアント
: 横浜市芸術文化振興財団、中村雅之(プロデューサー)
期間
: 2016