東京大学柏キャンパスに、数物連携宇宙研究機構(現カブリIPMU)の研究棟が建設されることとなり、屋上のライトアップのお話を頂きました。暗黒物質を研究する高等研究所の屋上に「宇宙を思わせるライトアップを」というコンセプトで、屋外階段教室状の屋上庭園に、機能と演出を両立させる照明デザインを試みました。階段部分には足下や壁面など建築エレメントに光を埋込み、開放的な空間を実現。教壇となる部分に掛かるストラクチャーには、講演用の白い光の他、夜空、オーロラ、曙をモチーフにしたカラーアップライトをプリセット・プログラムし、多用な使用に併せて選べる工夫をしました。竣工以来、柏の夜の目印になっているということです。
クライアント
: 東京大学
プロジェクトチーム
: 大野秀敏研究所&青島裕之建築設計室
期間
: 2008-2010