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都市・庭園

フェルネー・ジュネーブ地区開発

フランス - 2024
フェルネー・ジュネーブ

フェルネー・ジュネーブ地区開発

スイス・ジュネーブの国境沿いに隣接するこの地区は、国際金融都市の空港にも近く、都市化が進む。周囲には自然も多く環境型開発が求められた。都市照明計画はまずマスタープラン策定から始まる。欧州の各都市で活発な路面電車敷設がこの町でも採択された為、車道・線路・自転車道・歩道が平行する中、それぞれ異なる道路照明基準を満足させつつ、地区毎の夜間使用頻度やニーズを分析し、照度や色温度、器具の種類やピッチなどを決定していく。川や森林に隣接する部分は、敢えて照明を最低限にして自然保護し、生物多様性に配慮した「ブラックベルト」と言うゾーンを設定。点灯プログラムや調光や人感センサー、IoTなどの最先端の技術を駆使して、点灯時間を制限したり、明るさを適正化したりする。光公害に対する条例が近年制定されたフランスではこの手法が注目されている。19世紀末に人工照明が発明されてから人間のための照明が推進されて来たが、ここへ来て、大きな方向転換が求められている。

クライアント : SPL 地域イノベーション公社
プロジェクトチーム : オブラス
期間 : 2018 - on going
総工費 : 4,7 M€
面積 : 65ha

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