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インテリア

獺祭
銀座ストアー
東京

日本 - 2017
東京

獺祭
銀座ストアー
東京

有名な日本酒「獺祭」の新ストアーが、東京・銀座にオープンし、沢山の方々やプレスからの注目を集めました。この象徴的なブティックの為に、照明デザインとして心掛けたのは、隈研吾氏による建築の紙や木のテクスチャーを引き立てる、優しくピュアな光でした。

壁は一部に日本酒の原料である米を漉き込んだ白い和紙で覆われています。光が昔から供物として用いられてきた米や紙の白色の清らかさを更に引き立てます。

カウンター後方の棚に整然と並べられたボトルにもまた、照明による美しい演出がなされています。ボトルの透明感を引き立て、ラベルをよく見せるために、前面と背面の両方向から光が当てられています。天井の木製簀虫籠(すむしこ)の間には、細い照明器具を目立たないように設置しました。この埋込型の器具は、建築に敬意を表し、空間全体を照らし上げるという役割を果たします。通常はソフトな雰囲気の照明ですが、イベントなどの必要に応じて一部だけを明るくしたり、暗くしたりという調整もできるように設定してあります。

クライアント : 旭酒造
プロジェクトチーム : 隈研吾建築都市設計事務所
期間 : 2016-2017
面積 : 300 m2

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