京都の世界文化遺産を舞台に本格的なクラシックコンサートを楽しむという企画で、イタリア新三大テノールの1人による下鴨神社でのコンサート照明を任されました。神社全体が舞台だと考え、境内の各建物を引き立たせるだけでなく、糺の森に包まれているこの神社の特殊性を暗示するため、植栽を含む環境全体にライトアップを施しました。
ステージとなった橋殿は、背景の金屏風と池坊によるお華を柔らかく照明した上に、曲に併せた控えめな光演出を行いました。開幕時に夜空を横切った白鷺が、ビームに映え、神々しく見えたことを、今でも鮮明に思い出します。
クライアント
: 世界遺産音楽祭実行委員会
期間
: 2006