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美術館

ロダンの彫刻「ラ・デファンス像」

ラ・セーヌ・ミュージカル - フランス - 2017
ブーローニュ・ビヤンクール

ロダンの彫刻「ラ・デファンス像」

2017年11月17日、ロダン没後100周年を記念して、ブーローニュ・ビヤンクールの新しい象徴的な音楽ホールであるラ・セーヌ・ミュジカルに、同氏作の彫刻「ラ・デファンス(防衛)像」が設置されました。

この伝説的な作品のために、複雑な形を強調し、遠くからでも存在を強調できるような、ミニマルな照明デザインを施しました。

金型の所有者であるオ・ドゥ・セーヌ県と、建築家・坂茂氏のおかげで、1870年のコンクールに落選したこの彫刻は、この度初めて日の目(昼だけではなくて夜の照明も)を見ることができました。

広場の上に張り出した大階段の中に設置されたこの作品は、もともとの役割どおり、行き交う人々を見守っているように見えます。背景(上方の階段)にはうっすらと照明が施され、淡い色の階段を背景に濃色の作品を際立たせています。

この特殊なロケーションと芸術的特性の為に、照明デザインには、的確さとその場にマッチした雰囲気を保ちつつ、彫刻を目立たせることが求められました。そこで、彫刻には周囲より冷白色気味の光を当て、グリーンのブロンズカラーがより美しく見えるよう工夫されています。

クライアント : オ・ド・セーヌ県
プロジェクトチーム : 坂茂建築設計事務所
期間 : 2017
面積 : 4 m2

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