建築事務所アトリエ・ラブとのコラボレーションで、北フランスのフレキエの戦車とカンブレーの戦い資料館のための照明コンサルタントを3年に渡り務めました。
この資料館は、カンブレーの戦いに使用され、その唯一の歴史的証人である戦車「デボラ51」が発掘されたことから建設されました。この戦車の圧倒的なボリューム、複雑な形状、深い色彩、素材のサビ具合など、厳しい歴史の痕跡を十分に感じられるよう上と下から照明を当てました。
展示室は「地下」に近く作られており、その雰囲気を出すため、またカンブレーの戦い(1917)だけでなく、カンブレー近くの別の戦場の歴史展示も含めた展示構成に合わせて照明デザインを考える必要がありました。照明器具が建築に付加価値を加え、同時に控えめであるような照明デザインを提案しました。
クライアント
: カンブレー市
プロジェクトチーム
: アトリエ・ラブ
期間
: 2016-2018
総工費
: 80万€
面積
: 600 m2