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2012年から、バーゼルワールド展エルメス・パビリオンの照明を担当させて頂きました。エルメスの詩的なクリエーションに参加出来、幸せに感じています。
鳥籠のようなデザインの木製建築は、この世界的に有名なジュエリーと時計国際見本市の為に、伊東豊雄氏が設計したものです。2013年から、パビリオン本体は毎年同じものが使われていますが、そのアトリウムは、その年のテーマによって考え抜かれたコンセプトに沿う様に、毎回リニューアルされています。この年のテーマは、「待ちきれない時2017」。
鏡で囲まれたブースを光の魔法で変貌させ、見える・見えない、という視点をビジターに投げかけます。これは、約束の時間が訪れるまでの鼓動の高まりを、光で表現しているという点でも、待ちきれない、というテーマを象徴しています。
オープニングには、ジョグラーによる、光のシナリオで演出されたパフォーマンスも観客の皆様にお楽しみ頂きました。
クライアント
: ラ・モントル・エルメス
期間
: 2017
面積
: 4 000 m2
