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年末、パリに、イベントスペース「エスパス・ブラック」が竣工しました。ファッショナブルなマレ地区に位置し、２層から成るこの空間には、カルチャー、パーティー、ショールームなど、様々なタイプのイベントを受け入れられるよう、多機能性が備わっています。
照明デザインにおいては、美観を損なわないようにしつつ、順応性と機能性という２点が特に要求されました。
これらに応えるべく、ダクト上に器具を配して照明器具の移動を簡単にし、どのような機会にも順応できるよう幾つか調光可能な器具も設置。均一な照明を実現できる円形の器具も使用しました。高色温度のナチュラルな白色光が、白壁のコンテンポラリーさを際立たせます。
また、空間に個性を与え、その現代性を強調するために、四角い器具を折り上げ天井にグラフィカルに配置し、一部に残された石造りの壁を引き立たせるためには、色温度が低めの光を設置しました。一方、地下には、強め照度を配し、天井高の低さによる圧迫感を補いました。
クライアント
: キャップ・イン・ゼニオ
プロジェクトチーム
: カリム・ドー
期間
: 2016-2017
面積
: 400 m2
