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ある企業のゲストハウスが赤坂に建設され、その照明を任されました。都心には贅沢な庭を見ながら食事を饗するのがコンセプト。であれば、室内照明はなるべく絞って天井に隠すなどガラス面に映り込まないように設置し、逆に外を明るくすることで、ライトアップされた庭をメインにできないかと考えました。建築家の理解で、室内照明を極力天井に隠し、門をくぐると控えめながら温かい雰囲気の明かりに誘導されて、軽やかなスラブとガラス張りの建物を通し、奥の庭が照らされているのが見えます。明るい方へ自然に足を進め、2階に上がると、一面の嵌めガラスを通して「光屏風」が展開されている、という趣向です。食事を始めると、照度が下がり、庭の緑が益々引き立って見えるようになる、という仕掛けも凝らされています。
クライアント
: ノエビア
プロジェクトチーム
: 桑原聡建築研究所
期間
: 2004-2005
