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インテリア

寿月堂 パリ

フランス - 2008
パリ

寿月堂 パリ

パリで初めての本格的な日本茶の専門店。設計を担当する隈研吾氏より、照明デザインでの参加を直接打診され、見せられた竹林のような室内を、どう風情ある光で満たせるか、考え始めました。ツララのように下がる竹の奥行き感、重層感、質感、色合いなどを光で引き立て、かつブティック全体に温かい雰囲気をつくり、眩しさのない展示機能を満足させるために、照明器具は全て目に見えないところに隠し、控えめな演出を試みました。いきおい、建築空間において、照明だけが目立つようなデザインは、ハーモニーを乱します。照明ばかりほめられる舞台がないように、光だけが目立つ建築空間は、どこか間違っているはずだという信念を抱いて、小さいブティックを光で包み込んだのです。

 

クライアント : 寿月堂
プロジェクトチーム : 隈研吾建築都市設計事務所
期間 : 2008
面積 : 100 m2

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