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イベント

ラデス橋、チュニス

チュニジア - 2022
ラ・グーレット

ラデス橋、チュニス

8月27日、28日に第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)が、チュニジア共和国、首都チュニスで開催されました。アフリカと日本の首脳陣の他、開発に携わるパートナーが集まる会議です。この会議に際して、日本の外務大臣は、照明を通じた文化交流として、石井幹子と石井リーサ明理がデザインした特別ライトアップを明るい未来への希望を象徴する贈り物として提供しました。

ラデス橋(長さ260m、幅23m)は、特に円借款契約を利用して、日本の企業により建設され、2009年に開通した日本と縁の深いものです。ラグレット市の郊外の南北を結び、交通渋滞の緩和やアクセスの向上に役立っています。

 

このライトアップは、今回の外交イベントのために創作されましたが、今後も継続的に使用されることも目的に考案されました。祝日や他の催事に合わせて選べる、点灯プログラムがいくつもプリセットされています。

TICAD用には、3種類のシナリオが提案されました。1つ目は、日本の国旗の赤と白、チュニジアの国旗の赤で両国の友好関係を、2つ目は、アフリカを象徴する緑で、アフリカと日本の友好を表し、3つ目は、アフリカ諸国の将来への希望を、黄色で表現しました。使用したLED投光照明器具には、4色(赤、緑、青、白)の光源が含まれており、そのことで、より多くのシナリオを作成し、より多様なライトアップの演出が可能となっています。

環境面では、ランニングコストの削減やメンテナンスのしやすさに考慮し、省エネで、耐久性に優れた堅牢なLED投光器を選びました。また、故障中の既存の器材の設置位置に新しい器具を設置し、配線や設置コストの軽減を図りました。

 

Photos credits: JICA / Kawahara


クライアント : 在チュニジア日本大使館、国際交流基金、JICA
コラボレーション : 石井幹子デザイン事務所
期間 : 2021-2022
面積 : 280m x 24m

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