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建築

ダイワロイネット
ホテル京都テラス
八条東口

日本 - 2019

  IES Award of Merit
京都

ダイワロイネット
ホテル京都テラス
八条東口

I.C.O.N.とビジネス・ホテル・チェーンのダイワロイネットホテルとのコラボレーションは続いており、今回は京都で梓設計事務所とタッグを組み、照明デザインをさせていただきました。照明は建築と調和し、日本的な美学とインスピレーションを巧妙に建築に組み込ませるという、建築側の意図に沿っています。
例えば、外観を照らす光が変化するシナリオは古都・京都(7-10世紀)の着物の合わせからインスピレーションをうけたデザインにしました。また、内装のアドバイスだけでなく、オリジナル照明器具数点のデザインもさせていただきました。

新たにデザインしたオリジナルランプは、イタリアの有名照明メーカー、フロスによるもので、スイートルームに設置されます。日本で幸運をもたらすとされる伝統的なモチーフから着想を得た6角形の絞を採用したり、部屋の雰囲気に合わせた素材とテキスタイルを使ったり、また宿泊客の好みに合わせて白色のトーンや照度を変えられる「チューナブル・ホワイト」の技術を取り入れたりしたフロアスタンドとテーブル・ランプは、デザイン・チームから好評を頂きました。まさに快適さとデザインの調和と言えます。
外観については、点灯シナリオによって、角から斜め上に向かって光を動かし、色の変化も加えたりすることによって、光が建物に命を吹き込むような演出をしました。この色の組み合わせは、日本の伝統や美学から発想し、長い間検討の末出来上がりました。3種類のモードがあり、季節に合わせて変化します。温白色と冷白色の光が控えめに交互に現れるモード、3種の彩度の同色の光が現れる柔らかなモード、そして、3色の光による祝祭的なモード(常に繊細な動きを伴います)。この3つのモードは、暦によって、週末、時間によって使い分けられます。
照明器具は建物の中に完全に埋め込まれ、日中外側から見えないように工夫されています。


クライアント : ダイワロイヤル
プロジェクトチーム : 梓設計
期間 : 2017-2019
総工費 : NC
面積 : 1400 m2

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