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この程、幾度目かの梓設計とのコラボレーションで、新しいホテルの仕事を終えました。このホテル自体は、駅近くの近代的な地区にありますが、金沢市は文化豊かな古都であるため、ファサードの照明は、季節に応じて色合いが変わる白でデザインされ、街の環境と地元の文化に寄り添い、調和する控えめなコンセプトとなっています。地元の景観委員会にも評価された照明デザインは、建築デザインと協働のおかげで、建物をより引き立たせています。
白の色温度は、夏は涼しさを、冬には暖かさを感じさせるように変化し、ホテルの宿泊客だけでなく、前を通る人をも、もてなす雰囲気を作っています。木製パネルが所々はめられた最上階の2フロアには、光がパネルを「なでる」ような効果が加えられています。駅側の小さな壁面には、窓がないため、光によって、建築デザインの細さと垂直性を強調し、訪れる人にとって、ホテルの顔がわかりやすいように演出しました。
