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インテリア

ザ・ウッドワード ホテル ジュネーブ

スイス - 2021

  IES Award of Merit
ジュネーブ

ザ・ウッドワード ホテル ジュネーブ

レマン湖畔のウィルソン岸にあり、モンブランが一望に見渡せるこのホテルは、1901年に建設されたポスト・オスマニアン様式の建物で、今回、ピエール=イブ・ロションが全面的な改築を手がけ、I.C.O.N.は、インテリアデザインに合わせた建築照明を担当しました。クラッシックでありながら、現代的でもある魅力的な都会の隠れ家の雰囲気を創出するため、高品質な照明を可能な限り目立たないように建築に組み込みました。光は、ゲストが快適に過ごせるように全体のコンセプトに寄り添い、インテリアデザイナーが厳選して集めたシャンデリア、アートコレクション、特注家具などを引き立てています。

 

ホテルを構成する26室のスイートルームの建築照明は、それぞれの装飾に合わせて、デザイン的に特徴ある要素(暖炉、ミニバー、書棚、出窓、カーテンなど)に焦点を当てつつ、同時にゲストの実用性も考慮されています。さらに、日中、夕方、夜それぞれの時間帯に合わせた3つのシナリオをプリセットしました。

控えめな光は、エントランス、ロビー、廊下等も引き立てています。1200平方メートルのウェルネスエリア(21mの屋内プール、スパ、ジムなど)では、波形の廊下やプール天井の泡のモチーフ、大理石が光で際立てられています。トリートメントルームは、ゲランのリクエストで、500ルクスが、人にまぶしいスポットライトないで実現され、コクーン効果が得られるようにしました。

 

このホテル内にある2つのレストラン、アトリエ・ロブションとル・ジャルディニエでは、素晴らしい料理が楽しめます。ル・ジャルディニエについては、ガラス張りのエレガントな雰囲気の空間であるため、バランスの取れた光が求められました。アトリエ・ロブションには、カウンターの周りに36席が設置された劇場のようなスペースと、2つのダイニングスペースがあります。照明は、内装の赤やテキスタイルを引き立て、演劇的効果を高めます。カウンターの丸いスポットで、お皿を小劇場に仕立てる工夫もしました。

クライアント : クレスト・ホテル
プロジェクトチーム : ピエール=イブ・ロション
期間 : 2016-2021
面積 : 4000 m2

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