ミディ=ピレネー地域文化振興局は、セノグラファーであるディディエ・ブラン氏に、オーシュ大聖堂宝物館の会場デザインを依頼。同氏と定期的にコラボしている石井リーサ明理が、来館者の視線を誘導し、展示品の素晴らしさを照らし出す照明を担当しました。光の影響を受けやすい展示品と比較的光には強い展示品への、照度のバランス調整は容易ではありませんでした。この宝物館は、歴史的建造物の中に位置することから、窓から射し込む自然光を考慮に入れた上で、文化財でもある中世建築を美しく見せる照明になるような配慮がしてあります。
2015年7月にオープンしたこの宝物館には現代的でインタラクティブな演出がなされており、傑出した文化財建築内の展示会場にて、230点余りの神聖な美術品(彫像、テキスタイル、金銀細工等)を鑑賞できるようになっています。
クライアント
: DRAC ミディ・ピレネー
プロジェクトチーム
: ディディエ・ブラン
期間
: 2015
面積
: 270 m2