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2018年11月に開催された「エキッポテル」展（ヨーロッパに於けるホテル関係の最重要の展示会の1つ）の目玉テーマ展示で、フランシス・ヴァン・デ・ヴァール氏プロデュースの「センシズ・ルーム」の照明と音のデザインを担当しました。
「センシズ・ルーム」はラグジュアリーなジュニア・スイート・ルームのモデルルームで、障害を持った方々も隔たりなく、あらゆるゲストをお迎えするために考案された展示です。ゲストが各々の快適な場を見つけられるように、身障者用のあからさまな設備などを見えにくくした五感を刺激する空間を創造するというアイディアからこの部屋は生まれました。ヴァン・デ・ヴァール氏は、このために様々な業界のエキスパートを集め、最新技術を駆使しました。素晴らしいチームワークとなりました！
照明メーカーの強力なサポートもあり、I.C.O.N.はアグレッシブな光を避けるというだけでなく、むしろ気持ちを和らげるような、包み込むような柔らかい光を作りました。また、建築や調度品を強調し、目立たせるようにも工夫し、洗面所内の照明は、どの高さに立ってもまぶしさがないように考えました。
また、このスイート・ルームは一点物のアート作品で贅沢な空間を作り出すことも目的としており、こうした作品を際立たせるように照明をデザインしました。
音に関しては、気分を和らげ、深くリラックスできるような音を作るために「響」というコンセプトを元に作曲されました。音響システムは特別なシステムで、目の不自由な方が部屋の中で自分の位置を把握し、移動しやすいようになっています。
クライアント
: センシズ・ルーム
コラボレーション
: フランシス・ヴァン・デ・ヴァール
期間
: 2018
面積
: 116 m2
