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イベント

アート・インスタレーション
「クラウズ」 -
ニュイ・ブランシュ
パリ

フランス - 2021
パリ

アート・インスタレーション
「クラウズ」 -
ニュイ・ブランシュ
パリ

10月1日、ジュリアン・シニョレと石井リーサ明理は、パリ・ニュイ・ブランシュ2021で、瞑想的かつ感性的なインスタレーションを聖ルー・聖ジル教会で行いました。この2人のアーティストは、素晴らしいチームの力を借りつつ、雲を通じて素材から光へと向かう旅を演出し、雨天にも関わらず多く訪れた観客を魅了しました。 

 

現代の重苦しさに直面し、ジュリアン・シニョレはアルバスターの石を彫刻し、雲を制作。重圧から私たちを解放すべく、写真家パスカル・クロワジーと共にこの雲の彫刻を撮影、拡大印刷し、パリの街の至る壁に貼りながら、雲を突き抜ける青空を通じて街に息吹を吹き込んできました。この教会の外壁に貼られた、このストリートアートの一枚の横を通りながら、観客は、会場である教会堂に入っていきます。

 

教会の身廊の中心にI.C.O.N. ミュージック・レーベルの創り出す音の世界が広がり、彫刻家のハンマーの音が響く雲のモノリスのような謎の物体が現れ、そして写真家ジュリアン・バイヤルジョンが手がけるフォトグラフィックな飛行へと誘われます。

 

行程は荘厳なバルター堂へと続き、陰翳の劇場での雲の彫刻の上演へ観客を導きます。ローベ社の新しいビデオ・プロジェクション技術を駆使した、空中でのスピリチュアルなインスタレーションで、照明デザイナー・石井リーサ明理の光と芸術的な創造が昇華されていきます。教会の歴史上、初めてライトアップされたバラ窓に動きをつけたり、雲の彫刻に陰影をつけ、命を与え、また透明感によって色味や質感をもたらしたりし、この音と光のスペクタクルを体感するため、時間を掛けて鑑賞した観客を魅了しました。

 


クライアント : パリ市
コラボレーション : ジュリアン・シニョレ
期間 : 2021
面積 : 1000 m2

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