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美術館

「ピエール・
ポラン」展

シャネル・ネクサス・ホール - 日本 - 2014
東京

「ピエール・
ポラン」展

「フランスの有名家具デザイナーの回顧展が、銀座シャネル・ネクサスホールで準備中で、光が重要なファクターになるので、是非手伝って欲しい。」と坂茂氏から連絡を頂きました。キュレーションの意図を聞くと、ただ椅子を陳列するのではなく、「イス」という抽象概念、デザイン段階のフォルムなどを鑑賞した後、始めて本物の椅子に遭遇するようにしたい、ということで、象徴的なクリスタル・オブジェが光に浮かび上がる導入部、デザイン段階での非物質性を強調するため、椅子のシルエットを辿る回廊などが検討されていました。光と影が栄えるための展示デザインにするため、造作のボリュームや形、素材にも照明デザインの観点から、いくつも注文を聴いていただきました。その甲斐あってか、神秘的ともいえる会場デザインで、展覧会は好評を得ました。

クライアント : シャネル・ジャパン
プロジェクトチーム : 坂茂建築設計事務所
期間 : 2014
総工費 : 2万8000€
面積 : 600 m2

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